やくざ映画に学べ!ビジネス、そして人生

2014年12月 2日 (火)

追悼!やくざ映画を支えてきた名優たち

2014年11月、本ブログの「やくざ映画に学ぶ!ビジネス、そして人生」で掲載したやくざ映画、セリフを残された3人の俳優が相次いで亡くなられました。やくざ映画のみならず昭和の映画、銀幕を飾った方々です。

・高倉健(日本侠客伝昭和残侠伝他)
・菅原文太(仁義なき戦いまむしの兄弟他)
・ジョニー大倉(疵、総長の首他)

彼ら、そして彼らの出演した映画があったからこその企画でした。

謹んで哀悼の意を捧げると共に感謝申し上げます。

過去に掲載した名セリフの数々は、本ブログでもご覧になれます。
また、下記のサイトからもご覧になれますので、ぜひご覧ください。

経営戦略支援サイト「プランドゥ・アシスト
特集2「やくざ映画に学ぶ!ビジネス、そして人生
>> http://plando-assist.com/feature.html

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2013年12月31日 (火)

侠客の信条 - 人生劇場 新飛車角

足助親分「角さん、おめぇさんの云う侠客ってのは、
どんなもんだね」
角太郎「へぇ、時代遅れかもしれませんが、
こう、花火のように、パッと開いて、パッと散る男の心意気だ、
と思っておりやす」
足助親分「そうだよ。男を磨くのに、
新しいの、古いのって区別なんかあるもんかね。
あっしはね、六十を越す今日まで、恥を知れ、面を守れ、
これを信条に生きてきたんだ。
角さん、侠客道っていうのは、消えてしまうような、
そんなケチなもんじゃねぇよ」

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「人生劇場 新飛車角」1964年。監督 沢島 忠。脚本 笠原和夫。
出演 鶴田浩二、佐久間良子、志村喬、長門裕之。

太平洋戦争の敗戦で昔からの侠客がいなくなった時代に、
ひさしぶりに吉井角太郎(鶴田浩二)は、
本当の侠客の足助親分(志村喬)に出会います。
喜ぶ角太郎に向かって足助親分が侠客について尋ねるシーンのセリフです。

東映やくざ映画の嚆矢といわれる「人生劇場 飛車角」シリーズの3作目
新飛車角」は、吉井角太郎という主人公で作った笠原和夫の
オリジナル脚本です。

しかし、これが終戦直後、敗戦の時代における社会、個人を描いています。
しっかりとした沢島演出と美術セットが鶴田浩二と佐久間良子の、
やくざ映画というよりもメロドラマを盛り上げています。

さらにストリップ一座の興行主の中西(長門裕之)が
まゆみ(佐久間良子)との別れ際に云います。

「人間、いざっていうときにはな、
頼れるもんは、神さんでも何でもあらへん、自分の意志や」

現代人は、恥も外聞もなく、心の赴けくままに自分の感じたことを云って、
行って生きているように思えます。
人として恥じることは避け、人としての体面を保つ、
そんな生き方がよいというセリフです。

ビジネスにおいても、金銭や栄達のみを行動の基準をたてるのでなく、
大きな眼で地球や社会にとって、どうなのか、といった視点も
加えてほしいものです。いま、そんな時代ではないでしょうか。
しっかりとした「意志」をもつことで、それは可能になります。

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2013年1月20日 (日)

女の死に場所- 戦後最大の賭場

「あたしが一体何をしたっていうの。
女ってものは、いったん嫁入りしたら、
その家が死に場所なのよ」

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「戦後最大の賭場」1969年。監督 山下耕作。脚本 村尾昭。
出演 鶴田浩二、高倉健、小山明子、山本麟一。

本作は、山下耕作監督の「博奕打ち 総長賭博」に次ぐ我慢劇の傑作ともいえる正統派任侠映画です。組織のため、個を殺し、義理と人情の狭間に生きる。それはやくざ特有のことでなく、人間全般に云えることです。

昭和37年、全国の任侠団体が集結し、「大日本同志会」を結成しようとしていた。そのとき関西地区代表の神戸流山組組長が急死し、
後任に流山二代目の本庄(高倉健)と、関西丸和会会長の岩佐(安部徹)のいずれかを選出することになる。五木組組長の五木政治(鶴田浩二)は、本庄と義兄弟の仲であるが、自分の親である岩佐との間に入り、苦しむ。
しかし、岩佐の理事への卑劣なほどの執着と同志会の実体に怒り、
反逆の刃を向ける。

本セリフは、五木が、匕首を懐に殴り込みに向かうにあたり、妻である早苗(小山明子)に離縁を云い渡すのですが、早苗がそれに応えるセリフです。

同じような内容を宮尾登美子の小説「東福門院 和子の涙」でも
見受けられましたので、紹介します。

「考えてみれば、女子の道とは、
しみじみ悲しいものでござりますなあ。
生家の両親と過ごした歳月よりも、輿入れ先の身内の人たちと
暮らす方がはるかに長いのがふつうでござります。
とくに武家の女子は、婚礼の日を境に里方のものとは再び
相まみえることなく生涯を終えてしまうもの。
云いかえれば、女子の一生とは、わが子以外は血の繋がらぬ
他人との義理ある中で過ごす月日にござります」

筆者の娘も他家へ嫁し、家を出てゆきました。
現代は昔と違うので、本人は、どこまで意識しているのかわかりませんが、親としては、冒頭のセリフ等の語る生き方を覚悟しています。
人生の約1/3を実家の両親と、そして残り2/3は他人の中で生きてゆきます。
女は殆どそういうい生き方をするわけです。つくづく大変だと思います。
いずれにしろ、各々の生きる世界で頑張ってゆくのが人間の道です。

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2012年8月18日 (土)

◆組織は、心を一に - 日本女侠伝 侠客芸者

「俺たちは石炭と取っ組んでるんだ。
ひとつ山ん中で人間同士がごたごたしてたんじゃ、
この取っ組みは、勝てっこねぇんだ」

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「日本女侠伝 侠客芸者」1969年。監督 山下耕作。脚本 野上龍雄。出演 藤純子、高倉健、若山富三郎、桜町弘子、金子信雄。

藤純子の東映任侠映画の3つの主演シリーズのうちのひとつ「日本女侠伝」シリーズの第1作です。本シリーズは、全5作品が製作されました。
本シリーズの特長は、「緋牡丹博徒」等と異なり、主人公はやくざでなく、堅気です。そのことにより、シチュエーションが異なり、新しい魅力も生まれています。

冒頭のセリフは、信次(藤純子)が初めて花田炭鉱を訪れたときに、
前の親方の遺言として島田清吉(高倉健)が語ります。

企業等の組織は、一枚岩で事に当たらなければ、勝てない、ということです。
組織の役員をはじめ社員が同じベクトルでビジネスを推進することは大切です。
ところが組織は、人間社会、個々の欲望が存在します。

太平洋戦争の特攻のように、御国のためといって自らの命を捨ててゆく精神はもはや現代において存在しません。とすると組織の個々の構成員の出世等の欲望のための派閥も現れてきて、ベクトルがあちらこちらに向いてしまうことになります。当然敵も同じ状況にあるのですが・・・

とにかくあちらこちらに向いたベクトルを最終ターゲットに合せられれば良しとしなければならない現代。それを目指しましょう。

山口組の組長であった田岡一雄は、自著「山口組三代目 田岡一雄自伝」の中で、草創期の山口組について、次のように云っています。

山口組が鉄の団結力をもつというならば、
それは日常生活における愛情の分け合い以外のなにものでもない。

本作は、明治末期の博多を舞台に博多芸者(馬賊芸者)の信次(藤純子)と花田炭鉱の島田(高倉健)を軸に、大須賀炭鉱社長(金子信雄)が花田炭鉱を奪略しようと仕掛けられたダイナマイトで命を失った仲間のため、島田が殴り込みにゆく、というのが大筋です。

しかし、本作は、定番の殴り込みもありますが、実は任侠映画の形を借りた、藤と高倉のメロドラマです。
数々のふたりのやりとりのシーンが印象的です。
青の不動明王の刺青を見せる殴り込みの高倉と赤毛の連獅子を踊る藤を交互に映す変則バージョン。
ラスト、惚れた高倉を失った藤が涙を流しながら化粧をし、元の芸者世界へ回帰するシーンで終わります。

その他、こんなセリフもあります。

「遊びってのは、ねぇ、兄さん、心意気だ。
それくらいのことが判んないのかい」

芸者遊びの不足の花代を払う払わないで揉めたときの信次のセリフです。

遊びでも仕事でも精魂を傾けて、ものごとに当たることで楽しさ、喜びも生まれてきます。仕事、とくにつまらない仕事でも、自分なりに工夫を凝らすことで有意義なものにも成り得ます。そんな心構えも大切ではないでしょうか。

「どうせ死ぬなら、桜の下よ 死なば屍に花が散る」

本作では、藤純子が侠客ではないので(タイトルの侠客芸者に偽りありですが)、殴り込みは、高倉健ひとりです。
その道行きは、主題歌ではなく、上記の詞を口ずさんで向かいます。

これは、本編の中でも謡われ、藤純子が舞を踊る「田原坂」の中の歌詞です。

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2012年5月11日 (金)

◆分をわきまえて生きる - 女渡世人 おたの申します

「姐さん、やくざは日陰の花だ。
日向に咲こうなんて考えたら、
てめぇがみじめになるだけですよ。
どんなに日陰に咲こうと、
おめぇさんの花の美しさは、
わたしにはわかってます」

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「女渡世人 おたの申します」1971年。監督 山下耕作。脚本 笠原和夫。出演 藤純子、菅原文太、島田正吾、三益愛子、待田京介。

藤純子は、東映任侠映画の花として、
最盛期に3つのシリーズを抱えていました。
緋牡丹博徒」、「日本女侠伝」、そして本作の「女渡世人」です。
本シリーズは、彼女の引退のため、2作品のみですが、
緋牡丹博徒」と異なる出自・役柄を設定できるため、
違った趣きのあるシリーズとなっています。

冒頭のセリフは、、旅先で知り合った渡り床職人の音羽清次郎(菅原文太)が上州小政こと太田まさ子(藤純子)を諭すものです。

上州小政は、博徒南田一家の賭場で梅田の銀三(待田京介)に殺害された、宇野の船宿浜幸の息子の博奕の借金を渡世上の義理から取り立てにゆくことになる。

浜幸の親方である幸作(島田正吾)と盲目の妻おしの(三益愛子)は、借金の返済のために、船宿の権利証を担保に金融業者から金を貸りようとし、遊郭建設を企む滝島組の手に権利証を渡ってしまう。

それを取り返そうとする幸作も殺害され、滝島組の客人の銀三に弟を殺され、彼を捜し続けていた音羽清次郎(菅原文太)と共に、
小政は滝島組へと殴り込んでゆく。

あらすじを記すると、こんな内容ですが、
そこは、笠原和夫の脚本なので、渡世の義理人情、親子の情、男女の慕情といった濃密なセリフ・描写がちりばめられています。

渡世に生きる小政と市井の女たち、同じ女でも生きる世界が違うことが描かれます。

人はそれぞれ自分の生きる場所がある。その場所で精いっぱい生きてゆくと、きっと陽の目をみることができるはずです。
また、そう信じて生きることで張り合いも生まれます。
分をわきまえて生きることが幸せへの近道です。

違う世界に足を踏み入れる望みもあるでしょうが、
なかなか成功することは難しい。
ちょっと悲しいことですが・・・
筆者が学生時代に、工学部の教授が授業中に筆者を含む学生に、
こんなふうに云ったことがありました。

工学部を卒業し、異なる分野に挑もうなどと余計なことを考えるな、
普通に企業に就職し、仕事をするのが一番だ。

殆どの人は、そうするだろうし、そうすることが無難です。
それを云いたかったのです。

本作品では、涙する藤純子、指を詰める藤純子が見られます。
後者は、見たくないシーンですが、それも含め、任侠末期の作品のために全体的に凄絶な作品に感じました。

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2012年3月26日 (月)

◆東映やくざ映画主要作品一覧 1963-2000

東映やくざ映画に愛をこめて・・・

東映やくざ映画の主要な作品を整理してみました。
東映やくざ映画は、約300本といわれています。
本ブログで紹介できなかった作品も含め、公開年代順に掲載いたします。

ただし、時代劇と並行して制作されていたギャング映画は除き、「女番長」、「不良番長」、「トラック野郎」の各シリーズは加えています。
「/」で併記されている作品は、同時上映作品です。

一般的に鶴田浩二主演の「人生劇場 飛車角」が東映やくざ映画の嚆矢といわれていますので、その作品を最初としています。

年を追うごとに1960年代末まで公開作品が増え続け、70年代前半から減ってゆき、70年代末期で、ほぼ幕を閉じたかたちです。
2000年の藤純子の実父である俊藤浩滋プロデュースの最後の作品である「修羅の群れ」(リメーク版)プラス2003年の「新仁義なき戦い 謀殺」までを掲載しました。

最後に筆者から一言。
本ブログに掲載された作品、されなかった作品を問わず、すべての東映のやくざ映画に愛をこめて・・・


--1963年------------------------------------
hishakaku

人生劇場 飛車角
人生劇場 続飛車角
昭和侠客伝

--1964年------------------------------------
新飛車角
博徒
日本侠客伝
監獄博徒

--1965年------------------------------------
博徒対テキ屋
日本侠客伝 浪花篇
関東流れ者
網走番外地
関東やくざ者
続網走番外地
日本侠客伝 関東篇
明治侠客伝 三代目襲名
昭和残侠伝
任侠男一匹
関東破門状
網走番外地 望郷篇

--1966年------------------------------------
shouwa02_botan

網走番外地 北海篇/関東果し状
昭和残侠伝 唐獅子牡丹
日本侠客伝 血斗神田祭り
日本大侠客
網走番外地 荒野の対決/兄弟仁義
関東やくざ嵐
893愚連隊
博徒七人/昭和残侠伝 一匹狼
網走番外地 南国の対決/続兄弟仁義
日本侠客伝 雷門の決斗

--1967年------------------------------------
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網走番外地 大雪原の対決/兄弟仁義 関東三兄弟
日本侠客伝 白刃の盃/博奕打ち
懲役十八年/組織暴力
男の勝負 仁王の刺青/花札渡世
解散式
網走番外地 決斗零下30度
博奕打ち 一匹竜/侠客道
兄弟仁義 続関東三兄弟/決着
男涙の破門状/日本暗黒史 血の抗争
北海遊侠伝/続組織暴力
博奕打ち 不死身の勝負/昭和残侠伝 血染の唐獅子
渡世人
網走番外地 悪への挑戦/兄弟仁義 関東命知らず
日本侠客伝 斬り込み
男の勝負 関東嵐
懲役十八年 仮出獄
侠骨一代
続渡世人
三人の博徒
網走番外地 吹雪の斗争/兄弟仁義 関東兄貴分

--1968年------------------------------------
bakuchi_souchou

博奕打ち 総長賭博/日本暗黒史 情無用
男の勝負 白虎の鉄
博徒解散式
日本侠客伝 絶縁状
極道
博奕打ち 殴り込み/続決着
代貸
前科者
馬賊やくざ
荒野の渡世人
帰ってきた極道
侠客列伝
裏切りの暗黒街/極悪坊主
兄弟仁義 逆縁の盃/いかさま博奕
緋牡丹博徒/兵隊極道
不良番長
ごろつき/妖艶毒婦伝 般若のお百
人生劇場 飛車角と吉良常
横紙破りの前科者
緋牡丹博徒 一宿一飯
極悪坊主 人斬り数え唄

--1969年------------------------------------
hibotan05_tekkaba

新網走番外地/博徒列伝
待っていた極道
不良番長 猪の鹿お蝶
緋牡丹博徒 花札勝負/現代やくざ 与太者の掟
前科者縄張り荒らし
昭和残侠伝 唐獅子仁義
旅に出た極道
緋牡丹博徒 二代目襲名/妖艶毒婦伝 人斬りお勝
戦後最大の賭場
懲役三兄弟
日本侠客伝 花と龍/現代やくざ 与太者仁義
不良番長 練鑑ブルース/極悪坊主 念仏人斬り旅
やくざ刑罰史 私刑!
日本暴力団組長
日本女侠伝 侠客芸者/不良番長 送り狼
新網走番外地 流人岬の血闘
必殺博突打ち/組織暴力 兄弟盃
女親分 喧嘩渡世
緋牡丹博徒 鉄火場列伝/妖艶毒婦伝 お勝兇状旅
不良番長 どぶ鼠作戦
関東テキヤ一家
日本暴力団 組長と刺客
昭和残侠伝 人斬り唐獅子/兄弟仁義 関東三兄弟

--1970年------------------------------------
kanto_tennouji

渡世人列伝/新網走番外地 さいはての流れ者
不良番長 王手飛車/日本女侠伝 真赤な度胸花
現代任侠道 兄弟分/極道釜ヶ崎に帰る
血染の代紋
花札賭博 猪の鹿三番勝負
極悪坊主 念仏三段斬り/任侠輿亡史 組長と代貸
緋牡丹博徒 お竜参上/関東テキヤ一家 喧嘩仁義
博徒一家/現代女胴師
監獄人別帳/新兄弟仁義
博突打ち 流れ者/不良番長 一獲千金
捨て身のならず者/関東テキヤ一家 天王寺の決斗   
舶来仁義 カポネの兄弟/やくざ刑事
シルクハットの大親分/日本暴力団 組長くずれ
遊侠列伝
日本女侠伝 鉄火芸者/不良番長 出たとこ勝負
新網走番外地 大森林の決斗
博徒仁義 盃
札つき博徒
昭和残侠伝 死んで貰います/ずべ公番長 夢は夜ひらく
極道兇状旅
やくざ刑事 マリファナ密売組織
不良番長 暴走バギー団
人斬り観音唄
シルクハットの大親分 ちょび髭の熊
日本侠客伝 昇り竜/ずべ公番長 東京流れ者
新宿の与太者

--1971年------------------------------------
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新網走番外地 吹雪のはぐれ狼/不良番長 口から出まかせ
博徒外人部隊
カポネの舎弟 やまと魂/女渡世人
博奕打ち いのち札/関東テキヤ一家 喧嘩火祭り
極悪坊主 飲む・打つ・買う
日本やくざ伝 総長への道/ずベ公番長 はまぐれ数え唄
日本女侠伝 血斗乱れ花/現代やくざ 盃返します
やくざ刑事 恐怖の毒ガス/すいばれ一家 男になりたい
日本侠客伝 刃/ずべ公番長 ざんげの値打ちもない
暴力団再武装
緋牡丹博徒 お命戴きます/懲役太郎 まむしの兄弟
ごろつき無宿
傷だらけの人生
女渡世人 おたの申します/不良番長 やらずぶったくり
新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬/やくざ刑事 俺達に墓はない
日本悪人伝
関東兄弟仁義 任侠/尼寺博徒
不良番長 口八丁手八丁
悪親分対代貸/まむしの兄弟 お礼参り
博徒斬り込み隊
昭和残侠伝 吼えろ唐獅子/女番長ブルース 牝蜂の逆襲
悪の親衛隊
日本女侠伝 激斗ひめゆり岬/現代やくざ 血桜三兄弟
任侠列伝 男
関東テキヤ一家 浅草の代紋

--1972年------------------------------------
hitokiriyota

新網走番外地 吹雪の大脱走/不良番長 突撃一番
緋牡丹博徒 仁義通します/狼やくざ殺しは俺がやる
傷だらけの人生 古い奴でござんす
まむしの兄弟 懲役十三回/女番長ブルース牝蜂の挑戦
日本悪人伝 地獄の道連れ/不良街
純子引退記念映画 関東緋桜一家/夜のならず者
望郷子守歌/銀蝶渡り鳥
ギャング対ギャング赤と黒のブルース/ゾロ目の三兄弟
不良番長 のら犬機動隊
現代やくざ 人斬り与太
日本暴力団 殺しの盃/昭和おんな博徒
男の代紋
極道罷り通る
博奕打ち外伝
新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義/女番長ゲリラ
女囚701号さそり/まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯
麻薬売春Gメン
不良番長 一網打尽
やくざと抗争
着流し百人/昭和極道史
人斬り与太 狂犬三兄弟/銀蝶渡り鳥 牝猫博奕
狼やくざ 葬いは俺が出す
日陰者/緋ぢりめん博徒
不良番長 骨までしゃぶれ
麻薬売春Gメン 恐怖の肉地獄
昭和残侠伝 破れ傘/女囚さそり第41雑居房

--1973年------------------------------------
jingi1

仁義なき戦い/女番長
まむしの兄弟 刑務所暮し四年半/不良姉御伝 猪の鹿お蝶
やくざと抗争 実録安藤組
仁義なき戦い 広島死闘篇/恐走セックス族
三池監獄 凶悪犯
ボディガード牙/女番長 感化院脱走
やくざ対Gメン囮/やさぐれ姉御伝 総括リンチ
釜ヶ崎極道
実録私設銀座警察
女囚さそり けもの部屋
山口組三代目
まむしの兄弟 恐喝三億円
東京-ソウル‐バンコック 実録麻薬地帯
仁義なき戦い 代理戦争/番格ロック
ボディガード牙 必殺三角飛び
現代任侠史/前科おんな殺し節
実録安藤組 襲撃編

--1974年------------------------------------
karajisikeisatu

ゴルゴ13/女囚さそり 701号怨み節
仁義なき戦い 頂上作戦/女番長 タイマン勝負
学生やくざ
まむしの兄弟 二人合わせて30犯/女囚やくざ
ジーンズブルース明日なき無頼派
暴力街
山口組外伝 九州進攻作戦
0課の女 赤い手錠
唐獅子警察
仁義なき戦い 完結編
三代目襲名
極道VSまむし
実録飛車角 狼どもの仁義/任侠花一輪
女番長 玉突き遊び
安藤組外伝 人斬り舎弟
極道VS不良番長
脱獄広島殺人囚

--1975年------------------------------------
kenkei

新仁義なき戦い
日本任侠道 激突篇
仁義の墓場
まむしと青大将
大脱獄
県警対組織暴力
日本暴力列島 京阪神殺しの軍団
暴動島根刑務所
資金源強奪
新幹線大爆破
暴力金脈
トラック野郎御意見無用
神戸国際ギャング
極道社長
新仁義なき戦い 組長の首
実録三億円時効成立
強盗放火殺人囚

--1976年------------------------------------
kuchinashi

トラック野郎 爆走一番星
実録外伝 大阪電撃作戦
暴走パニック大激突/横浜暗黒街 マシンガンの竜
テキヤの石松
新仁義なき戦い 組長最後の日
狂った野獣
トラック野郎 望郷一番星
沖縄やくざ戦争
パカ政ホラ政卜ツパ政
安藤昇のわが逃亡とSEXの記録
やくざ残酷秘録 片手切断
やくざの墓場 くちなしの花
河内のオッサンの唄/新女囚さそり701号
広島仁義 人質奪回作戦

--1977年------------------------------------
track_otoko

トラック野郎 天下御免/河内のオッサンの唄 よう来たのワレ
やくざ戦争 日本の首領/毒婦お伝と人斬り浅
北陸代理戦争/ピラニア軍団 ダボシャツの天
新宿酔いどれ番地 人斬り鉄
日本の仁義
新女囚さそり特殊房X
トラック野郎 度胸一番星
仁義と抗争
ゴルゴ13 九竜の首
地獄の天使 紅い爆音
日本の首領 野望編
トラック野郎 男一匹桃次郎

--1978年------------------------------------
don_kanketu

沖縄10年戦争
冬の華
トラック野郎 突撃一番星
日本の首領 完結篇
トラック野郎 一番星北へ帰る

--1979年------------------------------------
総長の首
その後の仁義なき戦い
トラック野郎 熱風5000キロ
トラック野郎 故郷特急便

--1982年------------------------------------
野獣刑事
制覇

--1984年------------------------------------
syura

修羅の群れ

--1985年------------------------------------
最後の博徒

--1986年------------------------------------
gokudou1

極道の妻たち

--1987年------------------------------------
chouchin

極道の妻たちⅡ
ちょうちん

--1988------------------------------------
anego


姐御

--1989------------------------------------
gokudou3

極道の妻たち 三代目姐
悲しきヒットマン

--1990------------------------------------
極道の妻たち 最後の戦い
激動の1750日
さらば愛しのやくざ

--1991------------------------------------
gokudou_sin

獅子王たちの夏
首領になった男
新極道の妻たち
極道戦争 武闘派

--1992------------------------------------
赤と黒の熱情
継承盃
修羅の伝説

--1993------------------------------------
新極道の妻たち 覚悟しいや
獅子王たちの最后
民暴の帝王
修羅場の人間学

--1994------------------------------------
syuryouwototta

新極道の妻たち 惚れたら地獄
首領を殺った男

--1995------------------------------------
新極道の妻たち 赤い絆

--1996------------------------------------
新極道の妻たち 危険な賭け

--1997------------------------------------
恋極道
現代任侠伝

--1998------------------------------------
新極道の妻たち 決着

--1999------------------------------------
残侠
英二

--2000------------------------------------
修羅の群れ
新仁義なき戦い

--2003------------------------------------
sinjingi_bousatu

新仁義なき戦い 謀殺

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2012年3月 3日 (土)

◆いろいろな生き方 - 遊侠一匹

時次郎
「悪いことは云わねぇ、百姓にもどりなせぇ。
やくざってのはねぇ、虫けらみてぇなもんさ」

昌太郎
「やくざが虫けらなら、百姓はもっとみじめな虫けらだ。
一生懸命汗流して踏みつぶされるより、
俺は羽根のばして踏みつぶされてぇんだ」

yuukyouippiki

遊侠一匹 沓掛時次郎」1966年。監督 加藤泰。脚本 掛札昌裕。出演 中村錦之助、池内淳子、渥美清、東千代之介。

本作は、東映股旅映画の名作のひとつとして挙げられます。
残りのふたつは、本メルマガの第一号で紹介した「関の弥太っぺ
(監督 山下耕作)、そして「瞼の母」(監督 加藤泰)です。

ここでは、やくざに向く男、向かない男の対立するふたつのシーケンスが登場します。
ひとつは、やくざに向かない渥美清演ずる朝吉が、百姓に戻れという時次郎の説得を無視し義理を掲げて無残にも殺害されてしまいます。

もうひとつ、時次郎の親類筋の昌太郎もやくざを目指し、喧嘩出入りで顔を合わせ、さらにラストシーンで時次郎を殺して男をあげようとします。
斬りかかる昌太郎を時次郎が諭すセリフです。

話は、前述の朝吉のエピソードと義理のために殺害した同業やくざの東千代之介の女房(池内淳子)と息子との恋慕をもった関わり合いのエピソードのふたつから成っています。

仕事の世界でも、同じように会社員に向く人間、事業を起こす経営者に向く人間・・・個人によって、その生き方はそれぞれであり、向き不向きがあります。

しかし、そんなことばかり云ってはいられません。
自分で選んだ人生、与えられた人生、その立場で頑張れるだけ頑張らなくてはなりません。
そんなときに勇気や力を与えてくれる、やくざ映画やそれ以外の映画もたくさんあります。基本的に本メルマガは、映画讃歌でもあるので、そういった筆者の映画への愛をベースに今まで語ってきたつもりです。

すべて自助努力だけで、うまく人生を生きてゆくことはできないので、
実は社会がいろいろなセーフティネットを張ってなくてはならないのですが、現在の日本では、まだまだ確立されていないのが現状です。
今後の日本の課題ではないでしょうか。

最後に、読者諸氏のみなさんが、いままで紹介してきた、いろいろなセリフを心の糧にビジネス、人生のさまざまな場面で健闘されることを祈念して筆をおきます。

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2012年2月13日 (月)

◆男冥利、弱いやくざ - 侠客列伝

伊之助
「もしも、あっしがおめえさんを斬ったら、
誰かに言伝でもありませんか」

人斬り浅
「申し上げます。
おめえさんのご一家にお世話になったお加代っていう
芸者に。
あの娘に、浅は男冥利な奴よ、とお伝えくださいまし。
で、おめえさんの言伝は」

伊之助
「坂上一家の娘、浪江って娘に、
弱いやくざで死んだって、お伝えくださいまし」

kyoukakuretsuden

「侠客列伝」1968年。監督 マキノ雅弘。脚本 棚田五郎。
出演 高倉健、藤純子、若山富三郎、菅原謙二、大木実、桜町弘子、鶴田浩二。

東映やくざ絶頂期のオールスターキャスト作品です。

賭博行為禁止条例が発令されようとしている明治のころ、関西、関東の親分衆が日本大同会を結成しようする。
その結成式の世話人に小田原の酒勾一家の半次郎(菅原謙二)が指命されるのだが、その小田原を狙っている山形一家の策略にはまり、半次郎は殺されてしまう。

このあたり、式の無作法を理由に責めたことがきっかけになるので、
まさに忠臣蔵の松の廊下のやくざ版です。

その結果、酒勾一家の代貸の大倉伊之助(高倉健)らは、
一年間の謹慎を云い渡されてしまう。

そのころ、人斬り浅(鶴田浩二)の異名を持つ浅次郎が現れ、
山形一家に草鞋をぬぐ。山形は、浅次郎に一宿一飯の恩義で伊之助を殺すよう命じる。

浅次郎が伊之助と対決する際のセリフが紹介したセリフです。

浅次郎には、かつて愛し、芸者になっている加代(藤順子)、伊之助には、許婚の浪江(宮園純子)がいる。

しかし、浅次郎は、山形の撃った銃弾から伊之助をかばおうとして
絶命してしまいます。

そして、破門されていた若山富三郎を含めて、伊之助らは山形一家に殴りこみにゆく、といったストーリーです。

さて、今回は、あまりに名調子のセリフでしたので、紹介させていただきました。
そこから、教訓はひきだせませんでした。ごめんなさい。

代わりに、セリフから導かれる教訓ではないのですが、企業組織とやくざ組織について、組織の面からみてみます。

近年、両者は、似たような組織体制をとっています。
企業は、社長をトップに管理職、一般職といったピラミッド体制です。
一方やくざ組織も総長、理事長や会長をトップに幹事長、専任理事、そして一般団員といった、企業と同じような呼称を用いた体制です。

しかし、企業が協力して事業を遂行するのに対し、やくざは、集団を道具とし、各々個別の目標を達成しようとする個人の集まりに過ぎない、といった性格があります。
個人の目標は、シノギに代表される、収益を得ることですが、その目標が企業のように組織的に設定されることもなく、各々が各々の手段で遂行します。

そういう意味では、単純な組織かもしれませんが、個々人が時代や世の中の動きをよく見ていないと取り残されてしまいます。
従って、個人に対して、時代に即応し、俊敏な行動が要求されます。
これからの企業においても、一般社員がそういった心持で業務を遂行できる企業が伸びてゆくのではないでしょうか。

本作、マキノ監督の男と女のからみに名調子の演出が見られます。
そして、藤純子も引退前で本当のオールスターです。
そんな雰囲気にどっぷり浸れる作品です。

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2012年1月18日 (水)

◆喧嘩のプロ - 新仁義なき戦い 謀殺

「喧嘩のプロは、勝ち目のない喧嘩は、せぇもんじゃ」

sinjingi_bousatu

「新仁義なき戦い 謀殺」2002年。監督 橋本一。脚本 成島出、我妻正義。出演 高橋克典、渡辺謙、小林稔侍、夏木マリ。

かつての「仁義なき戦い」の山守親分を彷彿とさせる尾田組親分(小林稔侍)が放つセリフです。
勝つ見こみのある喧嘩のみ手を出すというのは、孫子の兵法に則った必勝戦略です。いまさらですが、セリフとして登場したので、掲載しました。

詳細は、サイトの経営戦略ワンポイントで詳しく解説しています。
>> http://www.pd-assist.com/strategy.html

尾田組若頭の武闘派の藤巻(渡辺謙)、弟分の経済やくざの矢萩(高橋克典)の兄弟分の関係が彼らをとりまくやくざたちの思惑で崩れてゆき、ついに彼の弟分に矢萩は殺されてしまいます。
ふたりの親分が小林稔侍です。過去のシリーズでは、チンピラでしたが、ついに親分で登場です。

本作に先立つ「新・仁義なき戦い」(2000年。監督 坂本順治。出演 豊川悦司、布袋寅泰)では、あの有名なテーマ音楽を、出演もしている布袋寅泰がロック風にアレンジ、本作でも東京スカパラダイスオーケストラがノリノリのアレンジで流れます。
やはり、あのテーマが流れるとゾクゾクします。そんな気分になるのは筆者だけでしょうか。

本作は、「仁義なき戦い」のタイトルを冠していますが、第1作の公開から、約30年経っており、第1作では、戦後闇市から経済復興の時代のやくざを描いていましたが、本作では、豊かな時代になり、バブルを経験した、いうならば目標の不在の時代が舞台になります。

タイトルロールでのナレーションが、そんな時代を説明しています。

「暴力が暴力を制する時代は、暴対法の施行以降、
徐々に終わりを迎え、政治と金が暴力より、
力をもつ時代に突入していこうとしていた。
それは、男たちの生きざまを大きく変えていった」

そんな時代でもやくざは、権力であることを信じるイケイケの藤巻は云います。

「極道は、力です。
ゼニ、ゼニの時代になっても、最後は力ですね」

いまの時代に”仁義”、”義理”、”人情”といった言葉は、
死語になってしまっているかもしれません。
しかし、そんな混迷の時代だからこそ、人とのつながりを謳う言葉に
魂を吹きこみ、それを信念として生きてゆくことが重要なのではないでしょうか。

藤巻の嫁さん役の夏木マリが繰り返して云います。

「人間は、おっとうしい生き物やで」

これを本メルマガの最後のセリフとして掲載して、幕を閉じたいと思います。

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2011年12月 8日 (木)

◆明日を考える、考えない - 安藤組外伝 掟

okite

竜崎「明日を考えたら、やくざはできねぇよ」
島本「明日を考えなかったら、ひとりずもうになっちまう」

「安藤組外伝 掟」2000年。監督 梶間俊一。脚本 武知鎮典。
出演 岩城晃一、中野英雄、本田博太郎、永島瑛子、安藤昇。

佐久間組組長を殺った植松一家の竜崎(岩城晃一)は、16年の刑期を終えて出所してくる。その彼を待っていたのは、保身のために植松一家から佐久間組に鞍替えした、舎弟の島本(本田博太郎)だった。
いまは勢力を伸ばした佐久間組の島本から、竜崎は所払いを言い渡される。
そのふたりが交わすセリフです。

一匹狼となってしまった竜崎が、かつての中途半端だった自身(佐久間組組長を殺害した際に子分は見逃した)に決着をつけるために子分たちを殺してゆく、といったハードボイルド調ではありますが、なかなか面白い作品です、

竜崎の本来のやくざの生き方、島本の企業人のような生き方。
明日を考え、自分の立場を整え、自分の仕事を作り出す、企業でも
よくあるケースです。
企業人すべてそうとは限らないのですが、その論理で企業は動いていると思った方がよい。
筆者は、そういう処世を薦めているわけではありません。
世の中には、いろいろな考えの人間がいることを知った上で、義を通して生きられるとよい、またそれを目指してほしいと考えます。

植松一家の姐(新藤恵美)が跡目を継いだ、頼りない実子に云います。

「あの人(植松一家総長)は、ただ我慢していたのさ。
自分の揺らぐ心を油汗流して、ねじ伏せていただけ。
父さんは人よりちょっと我慢が強かった、
あの人はそれだけで人間の勝ち負けが決まるって知っていた」

こちらも良いセリフですね。世の中、我慢も大切です。

年老いた安藤昇がちょっと出ていますが、貫禄というよりも太ってしまい、かつての切れ味が感じられないのが残念!

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