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2007年11月13日 (火)

なぜ経営戦略?2

 さて、今回も前回に引き続き、経営戦略の全般の話です。

◆経営戦略は、誰が立案するのか

 経営戦略をいったい誰が立案するのか、といったことも重要です。

 心ある社員は、いろいろな経営戦略の本を読んで考えます。
しかし、その読者ひとりが理解、納得しても、会社のほとんどの
人は読んでいませんので、会社内で意志のフェーズ、思考の
フェーズが合致するはずもありません。
戦略を実行するには、会社内の仕事のプロセスでいくつもの壁に
あたり、戦略の本を読んだだけで終わってしまうのがふつうです。

 戦略を立案する人、立案できる人は、世の中に3人います。

 会社のトップ、社員、コンサルタント。以上の3人です。

 3番目のコンサルタントは、コンサルタントが直接立案するのでなく、
戦略立案に介在するという意味ですので、前者の2人とは、いささか
異なります。
 方法で区分すると、トップダウン、ボトムアップ、コンサルテーションと
いう3つです。会社の規模や置かれている状況で、どの方法で
戦略を立案し、会社内に落とし込むと効果的かを考えます。
中小企業の場合、実行フェーズの面からは、なんといっても
トップダウンです。

・トップダウン
  もっともスムーズに戦略を実現できる方法です。会社のトップが
 自ら戦略を立案し、かけ声をかけてスタートさせます。トップが
 策定するので、実行に対する障害もありません。もしこれが
 できるのであれば、本ブログ以外の経営戦略の本や本書は、
 参考にしていただくだけでよいと思います。
 トップの頭の中に戦略を描くためのツールとして使ってください。

・ボトムアップ
  会社内のしかるべき部門、たとえば経営企画部門等が担当する
 職務ですが、会社のトップを含め経営層を説得することが
 できるようにデータを集め、論理的に戦略や戦術、解決策を
 提示することが必須です。本ブログでは、このプロセスに
 おける方法論とフレームワークを示します。

・コンサルタント
  ボトムアップの場合、会社のトップを動かさなければならない
 のですが、その実現のために、会社からみた第三者の
 コンサルタントを利用し戦略を立案する方法です。
 コンサルタントを活用することで、会社内のいろいろな人が
 必然的に聞く耳をもたなくてはならなくなります。
 学生に家庭教師をつけるようなものかもしれません。

 以上の3つの方法のいずれかで戦略を立案し、実行に移すことを
 考えてゆきましょう。

 ここで、「戦略」と「戦術」の違いを述べておきます。
一般的には、同じような使われ方をしますが、本来は異なる意味を
もち、プロセス上のフェーズも異なることを認識してください。

・戦略 会社の目指す方向。長期的な観念。抽象的な観念。

・戦術 会社の目指す方向を実現するための方法。短期的な方法。
    具体的な方法。

 これからも、このふたつの言葉は、よく出てきますが、
 本ブログでは、このような使い方、意味づけをしていることに
注意してください。

 「戦略」は、企業の進むべき道を指し示すのです。
企業の限られた経営資源(ヒト、モノ、カネ)を有効に使い、
最大限の効果をあげることが目的です。

 「戦略」は、企業の命運を握っているともいえます。

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